カノミナミ2018年11月3日
明日はナショナルトレーニングセンター(いつもの練習場)でシニアのランキングマッチがあります!
この試合は国内のランキングのポイントに関わる試合です。
スペインから帰ってきて「練習しないとやばい!」と痛切に感じて練習してきましたが一昨日の練習中に相手選手とぶつかり、手術した手首を痛めてしまいました。
昨日は結局リハビリとレッスンだけで試合形式の練習はやらせてもらえませんでした。
練習をしたいのにできない、一年間我慢したのにまだ思う存分できないのか、と本当にもどかしく感じますし、試合に出始めて自分の実力があまりにも足りていないという現実に直面したからこそ本当に焦りに焦っています。
が、ここで焦って手首を悪化させては元も子もない…。
練習が全てを解決するという簡単な問題でもないということです。
手首を万全にする事が今は最優先順位…と分かっていながらもやりたい気持ちが前面に出てきてしまいます。
しかし逆にやりたくてもできない、時間や数が限られている中でいかに効率良くレベルアップするか、量はできないからいかに質を上げるか、という点で常に頭をフル回転させています。
できないなら別な方法で絶対強くなってやる!と諦めが悪い性格なのでまだまだ全然諦めてません!笑
正直毎度毎度練習の度に「自分はどんだけ弱いんだ…」と心が折れますが、一年やってなかった分、あれもやりたい、これもやりたい、とアイディアはつきません…
やっぱりフェンシングが楽しいし好きなんだな、と感じます笑
明日の試合もはっきり言って今の実力では勝てないと思います。本当に自分でもびっくりするくらい勝てないんです😢
でもオリンピックレースまでの数少ない試合、本当に貴重な機会です。絶対に何かを得て、そしてレベルアップして一試合も一点も無駄にしないで戦ってきたいと思います。
怪我をしたからこそこんなにフェンシングに真剣に向き合えたし、練習や試合の一試合、一点が自分のレベルアップにとって本当に貴重なものだと気づけました。よりオリンピックへのカウントダウンが始まっていることを感じるし、オリンピックへの覚悟がまだまだ足りないな、とも感じます。
もちろん怪我をしなければもっとうまくいっていたことはたくさんあるかもしれなかったし、精神的なストレスも少なかったと思います。だけど底力は出せなかったし、全ての価値に気づかずにただ流されるままにフェンシングをやっていたんじゃないかな、とも思います。
夏休みの宿題も前日の夜に一気にやるタイプ、追い込まれてから底力を出すタイプなので(良くも悪くも…)これが私にとって最大のチャンスだと思います。
正に崖っぷちの崖っぷち…
多分周りが思っているよりはるかにオリンピックに対して危機的な状況です。
でも!!!!この場面こそ私のすべての力を出すチャンスだと思います!
飛び級はできないけど駆け足でいや、全力ダッシュで今からオリンピックに向けて一つずつ課題をクリアして早く世界で戦える選手になります!
まずは明日の試合でひとまわり大きく、レベルアップしてきます!!!
↑今日のトレーニングは手首のケアと肩周りの柔軟性の出し方を教えてもらいました👍