厳しい現実。それでも東京を目指して

カノミナミ2019年5月11日

オリンピックレースが始まりましたが初戦のドイツ大会でもベスト64に入れず、刻々と近づく東京オリンピックに向けて焦りと現実が迫ってくる毎日です。

今の現状としてはリオを目指す時よりオリンピックが遠いと、正直感じています。
それでも諦めたくないし、まだ可能性がある限りできる限りの全てのことをやりたいと思います。

二度目の手術をしてから今月で一年になります。

二度目の手術で入れたボルトが手首を曲げる度に腱に刺さり、激しい痛みがあったため、三度目の手術をまた5月にする予定でした。
しかし、色々考えて悩みに悩み、やはり三ヶ月練習できないとオリンピックはノーチャンス、という結論になり、痛みを我慢してでも続けてオリンピックを目指すことに覚悟を決めました。
痛みは現在は少し落ち着いています。練習もできているので心配ないと思います。

復帰してから全く勝てずにここまで来て、何度も諦めたくなり、もうダメかもしれない、と思うこともあった、というよりも、ほとんどそう思わざるを得ない現状です。

今は、実力が技術的にも体力的にも勝てるレベルではない、と思っています。
手首が悪いせい、というのが敗因として0ではないけれど、それ以前の実力が本当にないと感じています。

それでも次のシーズン、まだワールドカップを回れるメンバーにも入れるかわからないけど、それまでに絶対実力をつけたいと思っています。
怪我で休むと休んだ分だけ復帰にかかると言われました。一年半以上休んでいた私にとって昔以上になるまでには根気のいる努力と気持ちを持ち続けないといけません。

今できることを方法、環境を変えながら出来る限りのことをやって頑張りたいです。

会社も全力で私のバックアップをしてくださり、背中を押してくれています。
現実にも怪我にも自分にも負けないで強く戦う姿を応援してくれている全ての方にお見せできるように、どんなに希望が少なくても最後まで全力で戦いたいと思います。

ユニバーシアード大会予選後に河北新報さんに取り上げて頂きました。ありがとうございます😊