沖縄合宿が終了しました

カノミナミ2018年10月14日

10/4~10/13まで沖縄でフィジカルトレーニングキャンプに行ってきました。

4日の朝の便でしたが台風の影響で飛行機が飛ばず、羽田近くのホテルに一泊して翌日のお昼の便で沖縄に入りました。

今回はフィジカルトレーニングメインの合宿だったので、基本的には午前中、フィジカルトレーニング、午後フェンシング、という日程で、フェンシングも試合形式のファイティングは3日ほどしかしませんでした。

フィジカルトレーニングはとても充実していて、シーズン初めにチームにとっても良いものだったのではないかと思います。

フェンシングは私はこの合宿で二度目の手術後、初めてナショナルチームの選手たちとファイティングをすることができました。
先々週から徐々にファイティングは始めていましたが、手首の様子を見ながら、コーチとだけファイティングをしていました。今回もフェンシングの最初のセッションはコーチと行いましたが、二回目からはみんなのファイティングに混ざって練習しました。
8ヶ月ぶりにみんなとファイティングをしました。
手首の様子を見ながらだったので最初は5点勝負を4試合しかできませんでしたが、”ああ、やっと私の居場所に戻ってこれた。”と感じました。
怪我をしてからもフェンシングとはずっと近くいましたが、実際は近くても遠くて、みんなが毎日当たり前のようにやっていることができないことが本当にもどかしかったし、自分はそんな当たり前のことができないのかと思うこともありました。
今回の沖縄合宿も1年前の勝浦での世界選手権前の合宿を思い出し、あの頃はフェンシングが何不自由なくできていて、ここにいるみんなと競り合って勝ったり負けたりしていて、世界選手権で勝てるのか、この練習で勝てるのか、と悩みながらフェンシングをしていたことを思い出しました。
その頃を思うと何て贅沢な悩みを抱えていたんだ、とも思うし、あのまま怪我をしなかったらどんな今があったのだろうと思い、あの頃の自分を羨ましくも思いました。
沖縄でフェンシングの初日コーチとファイティングを終えた後みんながファイティングをしているのを見て、自分がいるべき場所にいられないこと、自分がいてもいなくても確実に時は流れていっていることを痛感しました。
この一年はフェンシングと近くいるけど遠くて、ナショナルチームのみんなと近くにいるけど遠い、フェンシング選手としてではなく、怪我人としての一年でした。
沖縄でみんなとのファイティングに混ざった時、フェンシング選手としての自分に戻れた感じがしました。
フェンシングをすれば私が手首の怪我をしたことは関係なしにお互い勝ちにいく真剣勝負になります。
その時ようやく”フェンシング選手としての自分”に戻れた気がして本当にうれしかったです。

一試合一試合が本当に貴重に感じられてフェンシングを楽しいと感じたし、以前よりも強く”勝ちたい”と思うようになりました。
みんなとファイティングをして強化すべきところ、自分の足りない部分が浮き彫りになったことも今回の大きな収穫でした。

今から勝負のシーズンが始まります。
私がいなかった一年で周りが実力をつけていることは否定できませんが、それを羨むのではなく、私は私が過ごし、積み重ねてきた1年の糧で勝負し、もちろん足りないところは多くあるので続けて努力し、目標実現に向けて頑張っていこうと思います。

10/17,18(17が個人戦、18が団体戦)には駒沢で関東学生選手権大会があります。
17日の個人戦は11時〜予選、14時頃からトーナメントで、終了予定時刻は18時30分頃です。(試合進行により全体的に早まる可能性あり)
18日の団体戦は9時30分〜15時頃までの予定です。(私が所属する早稲田大学はシードのため、10時30頃から初戦の予定。個人戦と同じく早まる可能性あり)
になっています。ご都合が合う方がいらっしゃれば是非見にいらして下さい!
それが国内戦での復帰戦になります。手首の様子を見ながら無理をしない程度に試合をする予定です。
まずはそこでの一試合一試合、一点一点を貴重に思って戦ってきたいと思います!
引き続き粘り強く頑張りますのでご支援、ご声援よろしくお願いいたします!!