国内復帰戦ご報告

カノミナミ2018年10月24日

先週の水、木と駒沢で関東学生選手権に出場してきました。

結果は個人戦ベスト32、団体戦2位でした。

約1年ぶりの試合、自分が思った以上にうまくいきませんでした。
数字で表せば15%くらい、、、
もっとできると思ってた。というのが正直な感想でした。
試合勘、というものの存在を強く感じました。
試合勘が全くありませんでした。今まで試合で経験を積む、と何度もこの報告で書いていましたが、経験を積む、ということがどれほど重要だったのか、ひしひしと感じたし、試合をすることが”勝つため”にどれくらい重要なのか知るようになりました。

久しぶりの試合でしたが緊張はしていないはずなのに試合前からずっと口はカラカラに乾くし、予選では練習の三倍以上剣の操作は大きくなるし、恐怖感があっていつもの間合いで戦えなかったし、何よりテーピングで手首が思ったように動きませんでした。
練習と同じテーピングをしてるはずなのに試合になると途端にその窮屈さを感じ、自分の手ではないように感じました。
つまり、試合になるといつも動かさない範囲で手首を使うということなんだな、と練習と試合の違いを大きく感じました。
予選は全勝でしたが、こんなにも不完全燃焼、というよりも思い通りにいかないのは国内では初めてでした。
トーナメントの二回戦では今のナショナルチームのトップの東せら選手と対戦しました。
もともと手首のために二回戦までしか出場しないつもりでしたが、まさかの二回戦で東選手と対戦ということで、棄権をすることなく、普通に敗退しました、、、笑

怪我をする前は勝ったり、負けたりしていた選手に15−6で負けました。
客観的に今の自分の実力がそれくらいなんだな、とわかった一方で、本当に悔しくて怪我をした一年がこの差を生んだことを実感しました。
あの頃の自分はいないんだ、と、それを受け入れなければいけないのだ、と思いました。

ただ今回試合に出て、何が足りないのか、もちろんフェンシングの技術、体力面も足りないけれど、試合勘を早く戻さなければ、と強く感じました。

1年もやらないといいのか、悪いのか、いろいろ発見があります。
試合勘を戻すには試合にたくさんでなければいけないけれど試合数は限られている、じゃあどうするか、練習をもっとリアルに試合のようにやること、
どこで自分の体力が切れるのかわかること、練習でそれ以上やるときにパフォーマンスを出せるように工夫すること、
勝つことに自分がどれくらい飢えているのか、アスリートの根本である”勝つ”ということに対しての意識が変わったこと、何かのために勝つのではなくて、ただ勝ってオリンピックに絶対出たい、と純粋に思うようになったこと、
怪我を通していろんな気づきがありました。
フェンシングができることが本当に貴重なんだ、とわかったから、練習の一試合も無駄にしたくない、何かを得たい、と思って取り組めるようになりました。

本当にフェンシングが好きだし、フェンシングにいろいろ教えられます笑
フェンシングは私の相棒です笑

今回の試合は自分が自分の期待に応えられなかったことが、勝てなかったことが本当に悔しくて悔しくて悔しかったですが、トレーナーさんには”まず大会に出られたことで満足”と言われて、確かに去年はこの試合をただ観客席から見てるだけだった、と思うとまずは良かったのかな、と今は自分を納得させて、次、絶対自分がちゃんと納得できようにもっと頑張ろう!と思います。

復帰戦には仙台三高のOBの吉田さんも見に来て下り、まずはフェンシングをしている姿をお見せできて良かったな、と思います。お忙しいところありがとうございました!

早く皆さんにパワーアップした姿をお見せできるように頑張ります!

また先日、スポンサーをしてもらっているアスリート中華ダイニングイーチャンの店長さんから連絡があり、常連の浅田真央選手が浅田真央サンクスツアーの打ち上げでお店に来ているから紹介してあげる、と言われ、お会いすることができました。
浅田選手は現役時代、コンディショニングをするにあったって無添加のものしか食べないようにしていたため、このお店に練習帰りに、週2、3回のペースで訪れていたようです。

私の一番好きなアスリートが浅田真央選手、ということを店長さんが私のプロフィールで見ていたらしく、紹介していただくことができました!!!

いろいろお話もさせて頂き、とても励みになったし、本当のトップアスリート、憧れのアスリートに会えたことでまた力をもらいました。

今からスペインへ行ってきます!
もう出発するので詳しいことはまたスペインについてからご報告しますね!
では行ってきます!!!