カノミナミ2025年10月20日
東京都シニア選手権が昨日(10/19)終わりました。
結果は16位。なかなか悔しい結果です。
今回は練習から調子が良く、体幹に力を入れて動く感覚が出てきて、かなり動きがコントロールしやすく感じていました。
・体幹のコントロール感について
体幹の入れ方は実際産後(というか最近)よく分かるようになりました。
トレーナーさんと話す中で四肢を動かす時に体幹からより離れてるところを動かすには手先、足先ではなく、体幹を使わないといけない、と言われ、その意味が今まであまりわからなかったのですが、ようやく分かるようになりました。
私の癖として四肢を動かそうとする時に四肢の力をいっぱいに使って動かしていたのであとから体感がついてくることによって、バランスを取るのが難しく、動かす力もより必要でした。
今回トレーニングの中で体幹を使って楽に四肢を動かす、という感覚がわかるようになり、フェンシングにも活かせるようになりました。
妊娠前はその感覚がわからず、体幹に力を入れてもいざパワーを出す瞬間には末端の方に力が勝手に入ってしまう感じでした。
妊娠中から続けている骨盤底筋のトレーニングと併せて呼吸法のトレーニングもしていたので体幹を入れた状態で呼吸することができるようになり、そこからさらに体幹を入れたまま動く、ということができるようになった気がします。
ただ、まだ完全に自分のものになっていない感じがするのでしっかり練習を積みたいと思っています。
で、試合ですが、まず、とにかく緊張しました。
今回プール戦の最初の3試合がとてつもなく緊張して全くいい動きができませんでした。
試合中もずっと考えていたのですが、その原因はいいイメージが先行しすぎたことだったと思います。
練習でいいイメージが積まれていた分、緊張で動かない身体でベストな動きを再現しようとした時に生まれる感覚と体感とのギャップで混乱し、上手く動けずに、おかしい、おかしい、となってしまいました。
後半からはようやく自分を取り戻すことができ、まずは今のこの状態で戦えるベストを尽くそう、と思い、コンディションがいい時にたくさんやる技を一回やめてその時のコンディションでできる技に切り替えました。
そうすると自然とミスがなくなり、徐々に感覚が戻ってきました。
やはり緊張は絶対するのでいいイメージに寄せようとせず、その時のコンディションでできる技を選択していくことが必要だと感じました。
トーナメントでは最初に東莉央選手と対戦しました。
最初からかなりきつい対戦でこれも緊張しました。
相手も緊張しているのが伝わってきて、なかなか技を決めきれませんでした。
ただ、それまでの対戦データがあったのでそれを参考にとにかく徹底してやりました。
今大会は勝つことにこだわって、心理面でもそこに集中していたので、内容よりも勝敗、という気持ちで戦いました。
苦しい試合でしたがなんとか勝ちきれました。
次が東セラ選手との対戦でした。
島原のランキングマッチでも負けていて、島原では世界ランキング上位の選手とどこまで戦えるか、というところにモチベーションがあり、勝ちにこだわることができませんでした。
今回は勝ちにこだわり、とにかくここは勝たなければ、という思いで臨みました。
最後までシーソーゲームで、この感じなら今日は勝機がある!と思い、戦いましたが、最後6秒でミスし、一点差を埋められずそのまま負けてしまいました。
セラ選手に勝機を感じたのは妊娠前も含めて初なので気持ちも身体もパフォーマンスは上がってきているように感じます。
子供が生まれてからオンオフがはっきりし、試合や練習にぐっと集中できるようになりました。
自分の身体の状態、メンタルの状態も客観視できるようになり、なにが足りなくて何が必要かよくわかるようになりました。
今回は悔しい結果でしたが、日々の練習が確実に身になっていること、これから必要な技術がはっきり確認できたのでまた、自信を持って練習頑張りたいと思います。
P.S.維吹はちょっとだけ母の試合を応援できるようになりました笑
試合会場ではいろんな人に声をかけてもらって楽しく過ごしています🤣

帰りはサイゼリヤでデザートまで食べて帰りました🥹
